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Windows系SEの日記: SIerを退職した元SEの組込マイコン職業訓練体験談(1) まずは面接選考突破
でカリキュラム概要
- 電子回路
- アセンブリ言語
- C言語
- 組込みマイコン向けC言語
- Linux
を紹介しましたが、本記事より実際の訓練について振り返っていきます。今回は電子回路です。
■なぜ電子回路からなのか
そもそも組込マイコン職業訓練の主目的は、マイコンやLinuxをターゲットにC言語でプログラムが書けるようになることです。電子回路と関係あるの?と思う人もいるかもしれませんが、CPUも突き詰めると巨大なデジタル回路です。
組込みマイコンというハードウェアよりのプログラミングを学ぶということで、
電子回路→アセンブリ言語→C言語
の順番で学ぶというのは理に適っていると言えます。
(参考記事)
Windows系SEの日記: CPUってどんな仕組みで動いてるの?という人にオススメの2冊
実は私も上記記事で紹介した書籍、CPUの創りかたやCODE コードから見たコンピュータのからくりを読むまでは、特に電子回路に興味はなかったです。
上記書籍を読んだことが本訓練を受講しようと思った理由の一つになってますね。
■とはいえ訓練では電子回路は深く踏み込まず
電子回路自体には本訓練ではそう深く踏み込むわけではなかったです。
アナログ回路では、懐かしのオームの法則から始まり、ダイオードやトランジスタあたりの軽い説明まで。
デジタル回路では2進数やブール代数の説明から始まり、一般的なICや全加算器、フリップフロップの説明をもとに、ブレッドボード上に実際に回路を組むところまで経験できました。
↑スイッチをカチカチやると7セグメントがカウントアップしていく回路です。
あらためて写真で見ると、配線図が汚いです…。
それでも電子回路を実際に組むというのは経験したことがなく、なかなか面白かったです。
■「CPUの創りかた」を読み返したくなりました
また電子回路の訓練終了後、改めてCPUの創りかたを読みたくなり、読み返してみたんですが、さらに理解が深まった気がします。
電子回路がなぜアセンブリ言語につながるのかがピンとこない人は、ぜひ CPUの創りかたを読んでみてください。