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2015年3月13日金曜日

Windowsのメモ帳で現在日時を自動入力する方法を紹介

最近MSのツイートで知ったのですが、Windowsのメモ帳でファイルを開いた際に、現在日時を自動入力する方法があるんですね。





テキストファイルの先頭に「.LOG」と書いておけばOKです。あとはメモ帳でファイルを開く毎に



こんな感じでファイルを開いた日時が自動的に付与されます。

Windows 7及びWindows 8のメモ帳で確認しました。

2015年2月15日日曜日

Charles Petzold氏のプログラミングWindows第5版、今でもそれなりの値段が付いてますね

MFCとかではなく、生のWin32 APIを使ったWindowsプログラムを勉強したくて購入した、プログラミングWindows第5版〈上〉〈下〉


私が購入したのは2008年頃です。確か上下巻合わせて4,000円程度でAmazonマーケットプレイスで購入したと思うのですが、いま見てもあまり値下がりしてないですね。

第6版がWindowsストアアプリ開発の本になってて、

Charles Petzold氏のWindowsネイティブプログラミングに関する日本語書籍が第5版しかない?のでそれなりに希少価値があるようです。

正直、今の時代に本書の内容を使ってプログラミングする必要がある人はほとんどいないと思いますが、

上巻の
第1章 はじめに
第2章 Unicode入門
第3章 Windowsとメッセージ

下巻の
第20章 マルチタスクとマルチスレッド
第21章 DLL

あたりの知識は今でも知ってて損はないと思います。
その他のGDIの章などもWindowsプログラミング手法というより、Windowsの仕組みを知る意味では今読んでも面白いと思います。




2015年1月15日木曜日

Windows 7 のメイン ストリーム サポートが終了。注意すべきポイントについて

Windows 7 のメイン ストリーム サポートが2015 年 1 月 13 日 (米国時間) に終了したことがニュースになっています。

Yahoo!ニュース - 「Windows 7」、メインストリームサポートが終了 (CNET Japan)

ただメインストリームサポートが終了しても、延長サポート中はセキュリティパッチも提供されますし、マイクロソフトのプレミアサポート等有料サポートは引き続き受けられるため、システムの現場ではメインストリームサポートの終了はあまり意識されない場合が多いんですよね。


■メインストリームサポート終了時の一番のポイントは?


私が考えるメインストリームサポート終了一番のポイントは、その製品に不具合があった場合の対応についてです。

マイクロソフト製品がらみのシステムを使っている場合、そのサポートにマイクロソフトのプレミアサポートなどの有料サポートを使うことがあります。
例えばWindows 7を利用するシステムのトラブルの際にマイクロソフトのプレミアサポートに問い合わせ、その結果Windows 7の不具合がシステムトラブルの原因だったことがわかったとします。
メインストリームサポート期間中は問い合わせ費用は原則無料になりますが、メインストリームサポートが終了し延長サポート期間であれば、Windows 7の不具合がシステムトラブルの原因であったとしても問い合わせ費用は有料となってしまいます。

これをエンドユーザー等に説明すると、何でマイクロソフト製品の不具合のせいなのに客が費用を負担する必要があるのか…とよく言われますので注意して下さい。



2014年9月19日金曜日

Windows Serverのメモリダンプやページングファイルについての良資料を紹介

Windows Serverのメモリダンプやページングファイルの仕様は2008→2008 R2→2012→2012 R2とバージョンアップに従い、微妙に仕様が変わってるのですが、設定例も含めてよくまとまった資料がWeb上に公開されていましたので備忘録としてメモしておきます。




Windows Server 2008/2008 R2/2012/2012 R2 大容量メモリダンプファイル設計ガイド - win2008-memory-dump.pdf

富士通のサーバ製品PRIMERGY、PRIMEQUESTサイト上の資料ですが、特に富士通サーバに特化した内容でなく、Windowsサーバ一般に通用する内容です。

2014年9月7日日曜日

「アンドキュメンテッドMicrosoftネットワーク」Windowsネットワークの歴史や過去の仕様を知りたい人向けの書籍を紹介します



Windows XPのサポートも終了した今となってはさすがにちょっと古いのですが、

  • WINS
  • NetBIOS名とホスト名の違い
  • LMHOSTS
  • NetBIOS ovet TCP/IP
  • NTLM認証

等Windowsネットワークについてまとまった情報はあまりないと思います。

昔Windowsネットワークについて勉強したいと思い色々探したのですが、そこで私が見つけることが出来た上記に関する数少ない書籍が「アンドキュメンテッドMicrosoftネットワーク―誰も知らなかった「ネットワークコンピュータ」の秘密 (達人の道)」になります。

今ならAmazon等で安価で購入できますので、紹介してみます。


 ■目次(Amazonより抜粋)


目次はこんな感じです。


第1章 名前解決の基礎
第2章 複数セグメントとWINS
第3章 ブラウジング機能の基本動作
第4章 ブラウジング機能の応用
第5章 ドメインと認証機構
第6章 ダイヤルアップ接続とトラヒックの削減
付録(Microsoftネットワークとファイアウォール、SMBのセキュリティ、ネットワークモニタの紹介、SambaとMicrosoftネットワーク ほか)


■パケットキャプチャ等の動作検証結果を元に記述されてます


この書籍の特徴としては、実際にネットワークのパケットキャプチャを取得し動作検証を行った結果を元に記述されている、という点です。単にマイクロソフトの公開情報をまとめただけの書籍ではなく、むしろMSの公開情報とOSの実際の挙動の違いを指摘しているケースもあるくらい、実際の動作にこだわった記述になっています。


■Windowsネットワークの歴史や過去の仕様に興味のある人は一読してみては


本書の元ネタは2000年~2001年の日経オープンシステムの記事「Microsoftネットワークを解剖する」なので、今となってはさすがに古い内容も多いです。

とは言えNetBIOS名など今のWindowsでも引き続き使われ続けている概念もあります。今ならAmazonマーケットプレイスで安価で購入できますのでWindowsネットワークの歴史や過去の仕様に興味のある人は一読する価値はあると思います。



2014年8月18日月曜日

2014 年8 月13日公開の問題の更新プログラムが家のPCにもインストールされてました

2014 年 8 月 13 日公開の更新プログラムを適用すると、Stop 0x50 エラーで起動しなくなる場合があるとのことで、結構問題になっていますね。

マイクロソフトのセキュリティチームのブログ

【リリース後に確認された問題】2014 年 8 月 13 日公開の更新プログラムの適用により問題が発生する場合がある - 日本のセキュリティチーム - Site Home - TechNet Blogs

によると、

  1. 2982791 [MS14-045] カーネル モード ドライバーのセキュリティ更新プログラムについて (2014 年 8 月 12 日)
  2. 2970228 Update to support the new currency symbol for the Russian ruble in Windows
  3. 2975719 August 2014 update rollup for Windows RT 8.1, Windows 8.1, and Windows Server 2012 R2
  4. 2975331 August 2014 update rollup for Windows RT, Windows 8, and Windows Server 2012

の4つの更新プログラムが問題とのこと。


■家のWindows 7 PCにも問題の更新プログラムが…


わたしのWindows7母艦PCを確認してみたところ




おもいっきり問題の更新プログラムがインストールされてました…。が、とりあえずわたしのPCでは起動時にSTOPエラーは発生しませんでした。

まあ流石にWindows Updateで自動更新されるプログラムについてはGDRである程度ちゃんとした試験が行われているはずですので、 多分特定の環境でのみSTOPエラーや異常終了が発生するんだろうと思います。


■とりあえずアンインストールしておきました


MSのブログでは上記更新プログラムがインストールされていた場合、問題が発生してなくてもアンインストールが推奨されてます。以下のとおりアンインストールしておきました。



 上記の更新プログラムは現在は配信停止されているとのことですので、現時点でインストールされていない場合、インストールされていてもアンインストールできればひとまず安心です。


■起動しなくなった際の対処策もMSブログにあり


なお起動しなくなった場合の対処策も上記MSブログにありましたので、困っている人は確認して下さい。

2014年8月12日火曜日

IE8サポートが2016年1月12日で終了で企業システムは対策が必要ですね

Microsoft、IE 8のサポートを2016年1月12日に終了へ - ITmedia ニュース

の記事によると、Internet Explorer 8のサポートが2016年1月12日で終了するとのこと。

正確に言うと、各OSにインストール可能な最新のIEのみがサポート対象になるようです。

http://blogs.msdn.com/b/ie/archive/2014/08/07/stay-up-to-date-with-internet-explorer.aspx


マイクロソフトのブログにも以下の記載があり、

After January 12, 2016, only the most recent version of Internet Explorer available for a supported operating system will receive technical support and security updates. For example, customers using Internet Explorer 8, Internet Explorer 9, or Internet Explorer 10 on Windows 7 SP1 should migrate to Internet Explorer 11 to continue receiving security updates and technical support.
例えばWindows 7 SP1では2016/1/12以降はIE8,9,10はサポート及びセキュリティアップデートは提供されないとのことです。


■IE8サポート終了で企業システムは対策が必要


これ一般コンシューマーはともかく、企業システムにとってはでかいニュースではないでしょうか。

企業システムはOSにプリインストールされているIEバージョンを動作保証対象にしているケースが多いですし、基本的にOSのサポート期限までプリインストールバージョンのIEもサポートされる前提で考えてたと思います。

Windows 7だと 2020/01/14が延長サポート終了予定日です。IE8もそこまではサポートされるのかなと私も思ってました。

今後、企業システムでは対応の見直しが必要になるでしょうね。

2014年7月16日水曜日

VBScriptフリーズ時にまず確認すべきポイント

VBScriptで記述したバッチ処理がフリーズするトラブルが発生することがあります。この際にまず確認すべきポイントを紹介したいと思います。


■WScript.ShellのExecメソッド標準出力バッファ4KBの罠


もしフリーズが発生するVBScript処理内に


Set WSHShell = CreateObject("WScript.Shell")
Set oExec = WSHShell.Exec("cscript scriptworker.vbs")

こんな感じで、Execメソッドを使っていれば、まず間違いなく標準出力(あるいはエラー出力)のバッファあふれによるフリーズの可能性大です。

Execメソッドでの標準出力及びエラー出力のバッファサイズが4KBのため、大量に処理結果が出力されるとバッファが一杯になり処理がブロックされてしまいます。

■解決策


マイクロソフトのサイトにあるとおり、

Hang When Reading StdErr/StdOut Properties of WshScriptExec Object








StdOut及びStdErrプロパティから標準出力結果を適宜読み出してあげればOKです。


■デッドロックが発生する可能性もあり


以下のブログ
へたれたプログラマの憂鬱 WSHのExecメソッド

によると、StdOut及びStdErrプロパティから標準出力結果を適宜読み出すだけでは、場合によってはデッドロックを引き起こす可能性もあるとのこと。

現場ではそのようなケースに遭遇したことはないですが、運悪くそのケースにハマった場合は標準出力をリダイレクトしてファイルに吐き出す等の対応が必要になります。


2014年7月15日火曜日

ダンプ解析の勉強の取っ掛かりにオススメの書籍「Windowsダンプの極意 エラーが発生したら、まずダンプ解析!」

SEやプログラマーであれば、いざというときのトラブル解析にダンプ解析くらい出来るようになりたいと思うのではないでしょうか。私もダンプ解析について勉強したいと思いながら、なかなか手頃な書籍が見つかりませんでした。

そんな時に見つけたダンプ解析に関する書籍が「Windowsダンプの極意 エラーが発生したら、まずダンプ解析!」です。ダンプ解析のイメージを掴むのに非常に役に立ったので紹介します。




■目次

目次はこんな感じ(Amazonより抜粋)です。

第1章 ダンプ解析とは
第2章 解析に必要なOSの知識
第3章 デバッガのインストールと設定
第4章 ダンプファイルの種類と取得方法
第5章 実際に開いてみる
第6章 スタック
第7章 条件分岐
第8章 ケース別調査方法
第9章 踏み込んだ調査
第10章 よく使用するコマンド

基本的には、ダンプ解析に最低限必要なOSの知識と、例題を元にした実際のダンプ解析の実例の紹介という内容になっています。


■豊富なダンプ解析例がこの本の一番の売り


この例題を元にした豊富なダンプ解析例がこの本の一番の売りです。
Amazonのレビューでは「例題がわざとらしすぎ」という意見もあります。確かに私もこんな都合のいいダンプは実際にはないよ、と思う時もありましたが、ダンプ解析の方法を理解する上では、多少不自然であってもわざとらしい例のほうが理解しやすいという側面もあるのです。例題のわざとらしさはあまり気にしなくていいと思います。

また解析例も豊富です。ヒープやプールのメモリ破壊からスレッドのデッドロックまで様々な例が挙げられており、大抵のトラブルケースがカバーされてます。


■おわりに


 ダンプ解析興味があるけど、どこから手を付けていいかわからないというSE/プログラマーの方への取っ掛かりの一冊としてオススメします。




まずはこの本でダンプ解析の雰囲気を掴んでから、更に以下の様なダンプ解析の類書を読むといいでしょう。



またダンプ解析にはWindows OSそのものの知識も必要ですから、OS周りのコーディングに関する以下の書籍に挑戦するのもいいと思います。


2014年7月11日金曜日

Amazonインスタント・ビデオ ストアでSilverlightが使われてる件

knakaガジェット情報: Amazonインスタント・ビデオ ストアでもれなく1,000円分クーポンプレゼントのキャンペーン中【2014年7月22日(火)まで】

knakaガジェット情報: Kindle本(無料本可)を買うとAmazonインスタント・ビデオ ストアで使える200円分のクーポンキャンペーン中

等で、Amazonの動画サービスをたまに使ってるんですが、動画配信にSilverlightが使われてるんですね。



Silverlightは昔、少し触った経験があります。

といっても、私の主な仕事は業務システム開発なので、検証したのは上記のような動画配信ではなく、GUIで大量データが扱えるか、とかサーバとの通信方式をどのように実装すべきかといったのようなことでしたが、結局その後特に仕事で使うチャンスがなかったです。

動画配信の分野では今でもSilverlight使われてるんですかね。




2014年7月8日火曜日

WebアプリケーションでOfficeファイルを作成する業務要件を実装する際の注意点

 Webアプリケーションの業務要件で
  • サーバ上でExcel等のOfficeファイルを生成し、ブラウザからダウンロード可能とする
というのがよくあります。

 この業務要件を実現するために、サーバサイドの開発言語(ASP.NET等)からOfficeオートメーションを使って実装している場合がありますが、マイクロソフトのサポート外の実装方式になりますので注意して下さい。


 詳細は、以下のサイトで詳しいですが、

 http://support.microsoft.com/kb/257757/ja http://blogs.msdn.com/b/office_client_development_support_blog/archive/2012/04/12/1-office.aspx


 Officeオートメーションはクライアントアプリケーションから使われることを前提とした設定となっているため、場合によってはエラーや警告ダイアログを表示する場合があります。サーバから使われている場合、ダイアログが表示されてしまうと、そのダイアログを誰もクローズしないため、その後の処理がブロックされてしまうというのが一番の問題のようです。


■解決策は?


 解決策は

http://blogs.technet.com/b/sharepoint_support/archive/2014/05/07/office.aspx

の内容を参考にするか、サーバサイドでの動作が保証されたサードパーティ製品を使うということになります。

2014年7月6日日曜日

任意のフォルダにドライブ名を割り当てるコマンドSUBST

 時々、ドライブ名がハードコードされたアプリケーションの動作確認や解析を依頼されることがあります。この際面倒なのが、動作確認環境に対応するドライブ名(例えばZ:等)がない場合です。


 対応するドライブが存在しないとアプリケーションが正常動作しないので、何らかの方法でドライブを作成する必要があるわけですが、実際にドライブを作るのは面倒ですし、環境によっては作成できない場合もあります。

 このような場合、 SUBSTというコマンドを使うことで任意のフォルダをドライブとして割り当てることが可能です。

例えば、以下の様なFドライブが存在しない環境で



E:\temp\F_driveフォルダをFドライブとして使う場合は、コマンドプロンプトから

subst F: E:\temp\F_drive

とすることでFドライブが作成されます。


なお再起動することで、作成されたドライブはなくなります。手動で削除する場合は、

subst F: /D

と/Dオプションを使えばOKです。



2014年3月19日水曜日

IE11だとセキュリティゾーンの違いのみで画面崩れが発生する可能性あり

マイクロソフトサポートチームのブログに、こんな記事が出ていました。

Internet Explorer 11 における文字列表示の変更点について


 概要はこんな感じです。
  • IE9からナチュラルメトリックという画面のピクセル計算をより厳密に行う仕組みが導入された
  • IE11よりナチュラルメトリックの適用範囲が大きく広がり、イントラネットゾーン以外では原則有効になる
  ナチュラルメトリックというのはIE9では サブピクセルフォントと呼ばれていたもののようです。
IE9 のサブピクセル フォント - Internet Explorer ブログ (日本語版) - Site Home - MSDN Blogs


 要はナチュラルメトリックにより画面のレンダリングのロジックが変わるため、スタイルシートなどでピクセルを細かく指定している画面については、画面崩れが発生する可能性があるわけですが、IE11では、 セキュリティゾーンの違いのみでナチュラルメトリックによる画面崩れが発生する場合があるということになります。

 今までの常識だとドキュメントモードの違いで画面表示が崩れるというようなことはありましたが、今後はセキュリティゾーンの違いでも画面崩れが発生するケースも多くなると思われますので、注意して下さい。

 なお回避策として、metaタグ
 <meta http-equiv="X-UA-TextLayoutMetrics" content="gdi">
を入れることで、 ナチュラルメトリックが適用されなくなるとのことなので、とりあえずの回避策としてはこれが一番簡単そうです。

2014年3月10日月曜日

「.NETエンタープライズWEBアプリケーション開発技術大全Vol.3」書評 ASP.NETだけでなくWebアプリケーション自体の設計の基本も学べます

Windows系SEの日記: 「.NETエンタープライズWEBアプリケーション開発技術大全Vol.2」書評 ASP.NETのアーキテクチャの基本を知りたい人向け


の記事で紹介した「.NETエンタープライズWEBアプリケーション開発技術大全」ですが、本記事ではVol.3を紹介します。Vol.2同様Vol.3もいい本ですので、是非読んでほしいと思います。


■本書の内容


 Vol.2はASP.NETアーキテクチャの基本に関する記載がメインでしたが、Vol.3はWebシステム設計時に主にITアーキテクトや開発管理担当者が考慮する必要がある技術要素
  • スケーラビリティ(負荷分散)
  • アプリケーションの状態管理
  • 例外処理
  • デバッグ、トレースログ出力手法
  • ソースコード、設定ファイルなどの構成管理
等について、ASP.NETの世界ではどのように考えるべきかが記載されています。つまり上記の技術要素の考え方の基本と、ASP.NETでの実装の両方が学べるわけです。

 正直、本書はASP.NET1.1を前提として記載されているため、ASP.NETでの実装に関しては現在では古くなっている箇所もありますが、上記の技術要素自体の考え方は今でも通用する記載になっています。

@IT:.NETエンタープライズWebアプリケーション 開発技術大全
.NETエンタープライズ Webアプリケーション開発技術大全 Vol.3 ASP.NET 応用編






上記のサイトで本書の一部が読めますので、内容を確認してみてください。


■Vol.2と合わせて読むのをオススメします。

Vol.2がASP.NETの基本とすると、Vol.3はWebシステム設計への応用編とも言える内容になっています。Webアプリケーション自体の設計の基本も学べます。上記の技術要素は、ASP.NETだけでなくWebアプリケーション開発一般に必要な知識になりますので、Vol.2を読んで興味深い、役に立つと思った人であれば、Vol.3もぜひ読んでみてください。


2014年3月9日日曜日

「.NETエンタープライズWEBアプリケーション開発技術大全Vol.2」書評 ASP.NETのアーキテクチャの基本を知りたい人向け

 私が初めてASP.NETアプリケーションの開発をすることになった際に一番参考になった本が「.NETエンタープライズWEBアプリケーション開発技術大全」です。本書はVol.5まで出ていますが、私はVol.2~5を読みました。

 本書は2004年に出版されASP.NET1.1を前提に記述されていますが、今読んでもASP.NETのアーキテクチャの基本を理解するためにはいい本だと思います。

 本記事ではVol.2を紹介します。

■本書の内容


本書は、ASP.NETのアーキテクチャを理解する上で必要な要素である

  • Webコントロール
  • ポストバック
  • コードビハインド
  • データバインド

について記載されています。

 また、ASP.NETの大きな特徴としてWebフォーム(Webアプリケーションをあたかもデスクトップアプリケーションのようにイベント駆動型でコーディングできる)というのがあります。つまり、Visual Studio上で画面をデザインしボタンを置いて、 そのボタンをダブルクリックすると、そのボタンが押された時に呼ばれるメソッドが自動的に作成される、というものです。Webアプリケーションで何でこんなことができるんだと疑問に思っている人もいると思いますが、どのようにこの仕組を実現しているかも本書を読めば理解できると思います。

 また以下のサイトにて本書の一部抜粋が読めるので、参考にして下さい。

@IT:.NETエンタープライズWebアプリケーション 開発技術大全
.NETエンタープライズ Webアプリケーション開発技術大全 Vol.2 ASP.NET 基礎編






■ASP.NETのアーキテクチャの基本が知りたい方にオススメです


 私の場合、jspやservletによるWebアプリケーションの開発経験はありましたが、ASP.NETについては全く知識のない状態でASP.NETのWebアプリケーションを開発する事になりました。本書はASP.NETの基本を理解する上で非常に役立ちました。

 Visual StudioでのASP.NET開発環境は良く出来ているため、本書の内容を理解していなくても、業務ロジックを実装するだけであれば何となく開発はできます。ただトラブルが発生した場合や、一部処理にJavaScriptを使いたい等の場合に本書の内容を理解する必要があります。

 最近はAmazonでも価格がかなり安くなっているので、ASP.NETのアーキテクチャの基本が知りたい方に是非オススメしたいと思います。



2014年3月5日水曜日

「APIで学ぶWindows徹底理解」SE向け書籍レビュー Windows OSアーキテクチャの基本を学びたい人向け

 Windows OSについて書籍で勉強しようとすると、限られた時間で読みこなすのが難しい書籍が多いですが、Windows OSの仕組みについて簡潔にまとめられているのが「APIで学ぶWindows徹底理解」です。




 Windows OSの仕組み理解の入門書としておすすめの本書を紹介します。


■本書の概要

本書は、
  • 第1部 OSの仕組みを学ぶ
  • 第2部 APIから知るWindowsの仕組み
の2部構成からなっています。
 第1部ではまずCPUとOSがどのように連携するか、から始まりシステムコール、プロセス/スレッド管理、メモリ管理、ファイル管理といったWindows OSの基本機能に関する説明がコンパクトにまとめられています。そしてWindows OSの仕組みを理解する上で欠かせない特徴であるメッセージループに関する説明という構成になっています。ページ数としては30ページ弱ですが、Windows OSの概要がコンパクトにまとめられており、この内容を理解することでWindowsの基本はおさえている、といっても過言ではないと思います。

 第2部は第1部の詳細をタイトルの通りWindows APIの観点から掘り下げた形で記述されています。詳しくはAmazonの目次などを参考にしていただければと思いますが、DLLの動作原理からデバイスドライバまでWindowsの仕組みについて幅広く記載されています。


 ■どのような人にオススメか


 私の場合ですが、数年前Windowsを扱う部署に異動になりWindowsの勉強をする必要がありました。先述の通りWindows OSに関する書籍は



のような定番があります。

 上記のような定番書の内容を理解することがベストなのですが、正直上記レベルの内容を仕事の合間に読んで理解することはかなり難しいです。というか私自身も異動した当時、いきなり上記の定番本で勉強しようとして大苦戦しました。

当時購入したので版数は古いです
そのような状況でなにかいい本がないかと探しているところに出会ったのが「APIで学ぶWindows徹底理解」になります。というかこの本の内容だけでも十分仕事に使えます。仕事でWindows OSを理解する必要が生じた場合、いきなり上記の定番本に手を出すよりまずは「APIで学ぶWindows徹底理解」から入ってみることをオススメします。

 本書は発売が2004年ということで古さを心配する方もいるかもしれませんが、Windows OSの基本部分はそんなに変わってないので大丈夫です。まずは本書で基本をおさえてから、上記のインサイドWINDOWSやAdvanced Windows等にチャレンジしていけばよいと思います。

 あとタイトルにAPIとあるのでプログラマー向きと思われるかもしれませんが、本書ではAPIをあくまでWindows OSが提供する機能を理解するための切り口として扱っています。なので、あくまでWindowsベースでのシステム設計やトラブル対応を行うためにWindows OSの概念や仕組みを知りたいシステムエンジニア向けの書籍である点は注意が必要です。


 ただ、この本は最早新品で購入するのは困難なので、Amazon等の中古で購入することになりますが、基本的に品薄なため、異常に高値がついているケースがあります。

 そのような場合は、同著者の本書の続編とも言える

こちらの本を買うという手もあります。こちらは未読なのですが、目次などを見る限りかなり内容がかぶっていると思われます。