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2014年10月22日水曜日

DBに関するおすすめ書籍「業務別データベース設計のためのデータモデリング入門」はボイスコッドや第五正規形への実践的な正規化手順等の解説あり

以前、データベース設計に関する書籍

Windows系SEの日記: 「生産管理・原価管理システムのためのデータモデリング」DB論理設計の詳細な具体例が知りたい人向けの本です

を紹介しましたが、今回は同じ著者の類書であるの「業務別データベース設計のためのデータモデリング入門」を紹介したいと思います。




基本的な本書の構成は、生産管理・原価管理システムのためのデータモデリング と同様で、前半はデータベースの正規化など、データベース設計に関する一般的な説明で、後半は実際の業務をデータモデリングする際の具体例の紹介となります。

生産管理・原価管理システムのためのデータモデリングはタイトルの通り、生産管理や原価管理に特化したデータモデリング例の解説でしたが、本書は、

商品管理
在庫管理
販売管理
購買管理
取引先管理
会計管理

の業務のデータベースモデリング例を広く浅く説明しています。データベース設計の初心者が読む分には本書のような幅広い業務の設計例を読んだほうが気づきが多いかもしれません。


■ボイスコッドや第五正規形への実践的な正規化手順の説明もあり


データベース設計において、通常第三正規形までは意識することが多いと思いますが、本書では「第五正規形」まで正規化できていないデータベースは使い物にならないと断言されています。

ボイスコッド正規形や第五正規形を実際のデータベース設計で意識しない人も多いと思いますが、本書では第五正規形まで正規化するための実践的な手順も紹介されています。


■本書のポイント


本書のポイントは以下の2点になると思います。
  • 様々な業務のデータモデリング、テーブル設計例の解説
  • ボイスコッド正規形や第五正規形を含むデータベース正規化の解説
上記のポイントが気になる方は本書を一度読んでみてはいかがでしょうか。


2014年8月7日木曜日

「生産管理・原価管理システムのためのデータモデリング」DB論理設計の詳細な具体例が知りたい人向けの本です

以前、データベースの論理設計をする際に参考にした本「生産管理・原価管理システムのためのデータモデリング(渡辺 幸三)」を紹介します。



データベース論理設計を生産管理・原価管理システムの具体例から解説した、わたしの知る限りあまり類書がない本だと思います。

■目次

目次は以下のとおりです。

第1部 データモデリング入門
 第1章 データベースとデータモデル
 第2章 エンティティ関連と正規化
 第3章 システム設計に関する知識

第2部 生産管理システムのデータモデル
 第1章 部品表と工程表
 第2章 未来を見通す在庫システム
 第3章 入出荷と製造
 第4章 月次計画と原価計算)

本書の構成は、「第1部 データモデリング入門」で関数従属性や第一~第三正規形等のRDBでのデータベース論理設計を行うための基本的な知識の説明を行い、「第2部 生産管理システムのデータモデル」で、第1部の知識を使って具体的な業務においてどのように設計を行うかの具体例を解説する、という流れになっています。


■本書の特徴


この手の本では通常データベースの基本的な知識の説明がメインで、その具体例というのはオマケ程度で実際の業務の参考にはならないというパターンが多いですが、この本は違います。むしろ「第1部 データモデリング入門」はさらっとした説明にとどめ、「第2部 生産管理システムのデータモデル」の説明に重点が置かれています。ページ数で見ても第1部が70ページ程度に対して、第2部は200ページ以上のボリュームです。

生産管理業務おいて、「品目」とは何か?「部品表」とは何か?これらの業務をデータベースで表現するにはどのように設計すればよいか?、原価計算における集計と配賦に適したデータモデルは?というようなことが延々と記載されています。


■とにかくDB論理設計の詳細な具体例の解説が欲しい人にオススメ


データベース論理設計(データモデリング)の理論だけではなく実在の業務での具体例が知りたいという人にはピッタリの本だと思います。本書のタイトルに生産管理、原価管理とありますが、具体例が生産管理、原価管理システムというだけで、考え方自体は、他の業務システムのデータベース設計にも役立つと思います。