Windows系SEの日記: 【12ステップで作る組込みOS自作入門】Windows 10+Cygwinで実装中
前回で、とりあえずWindows 10+Cygwin上にクロス開発環境を構築し、コンパイルできるところまで確認できました。
■秋月電子からH8/3069Fを購入
秋月電子から
AKI-H8/3069FフラッシュマイコンLANボード: 組立キット 秋月電子通商 電子部品 ネット通販
を購入しました。
「12ステップで作る組込みOS自作入門」の内容を試すだけなら、CPUボード [K-01271]単体のほうで問題ないようでしたが、なんとなく単体販売のないマザーボード等色々付属しているほうを購入してみました。
CPUボード
に加えて、
マザーボード
ACアダプタ
その他パーツ一式
が付属してました。
CPUボードはすでに完成品ですが、マザーボードやLCDを使う場合ははんだ付けが必要になるようです。
■Windows 10で使えるUSBシリアル変換ケーブル
開発PCのLAVIE Hybrid ZEROには当然シリアルポートはついてませんので、マイコンと接続するためのUSBシリアル変換ケーブルが必要になります。
Windows 10で使えるUSBシリアル変換ケーブルは複数あるようですが、秋月電子では品切れだったのでとりあえずAmazonからこちらのケーブルを購入しました。
上記ケーブルをUSB接続してみたところ、別途ドライバーをインストールすることなく自動でWindows 10に認識されたようで、COM3をシリアルポートとして使えるようになりました。
H8/3069Fのシリアルポートにも問題なく接続できました。
コンパイルした実行ファイルの転送にはルネサスのツールFDTを使いました。
あとは、書籍の手順通りでHello World!のメッセージをシリアル経由で表示できるところまでは確認できました。
これで「12ステップで作る組込みOS自作入門」の1stステップまで確認できたことになります。
「12ステップで作る組込みOS自作入門」では、開発用にシリアルポート付きの古いPCを推奨されてますが、最近のWindows 10ノート+Cygwinでやってみようと思っている人は、上記環境を参考にしてもらえればと思います。