Windows系SEの日記: 【12ステップで作る組込みOS自作入門】Windows 10+Cygwinで実装中
前回で、とりあえずWindows 10+Cygwin上にクロス開発環境を構築し、コンパイルできるところまで確認できました。
■秋月電子からH8/3069Fを購入
秋月電子から
を購入しました。
「12ステップで作る組込みOS自作入門」の内容を試すだけなら、CPUボード [K-01271]単体のほうで問題ないようでしたが、なんとなく単体販売のないマザーボード等色々付属しているほうを購入してみました。
CPUボード
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgAxFCqU7h_22Q0M7Yk3ISMelLzuXxbUisnWIp1Ido6xM_k_riQvVkdhMyQrsI2ErKzfdW5NiMMDeKuanfsIH4DlKOJBLz57PuCIphN8PxowyxgtskJ9j9OP2pasYGHQos2ewHyQFsI_ZSg/s400/01.png)
に加えて、
マザーボード
ACアダプタ
その他パーツ一式
が付属してました。
CPUボードはすでに完成品ですが、マザーボードやLCDを使う場合ははんだ付けが必要になるようです。
■Windows 10で使えるUSBシリアル変換ケーブル
開発PCのLAVIE Hybrid ZEROには当然シリアルポートはついてませんので、マイコンと接続するためのUSBシリアル変換ケーブルが必要になります。
Windows 10で使えるUSBシリアル変換ケーブルは複数あるようですが、秋月電子では品切れだったのでとりあえずAmazonからこちらのケーブルを購入しました。
上記ケーブルをUSB接続してみたところ、別途ドライバーをインストールすることなく自動でWindows 10に認識されたようで、COM3をシリアルポートとして使えるようになりました。
H8/3069Fのシリアルポートにも問題なく接続できました。
コンパイルした実行ファイルの転送にはルネサスのツールFDTを使いました。
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEiFeF4c71zf3P0mx4TPGurrUPPD0v8lRoEdKDKHV6C30eVTh0RNwAaKzBnR_qjmk8iSM6D3q37-BHu4Mm1sDaFs7doKkJZvEkpcktCCfgGYYKQNbsNgZdsjpTLzXhRBRUhpRVWaIM_2TRXu/s400/01.png)
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjSQXnA8VgTQhhJ9nnhPsF-dlO2FNkn6jcI_4I_h1Xo9tHcfWarxw9fv0kdKnKIAxOLv2NAmC2WR5jXp7ig7GlWChpkl6i7yqm6m_m5gVa6qPzEXSIijjR8W0oeT4Tw75XwkapS6r6xqXEz/s400/02.png)
あとは、書籍の手順通りでHello World!のメッセージをシリアル経由で表示できるところまでは確認できました。
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjDzq5PLpr9ECYa-ugVBDKm9lJ3gxKHibHR8HeCNcSxIgczY06-UdqT5YvcQYDDOVYxqz3s-uy_R108hDUizX-Bnde5_P1W2ua67v4Silwf_BsCxjRxsYzw-SKmhDcvRAT_CtXegDb4ZjRr/s400/03.png)
これで「12ステップで作る組込みOS自作入門」の1stステップまで確認できたことになります。
「12ステップで作る組込みOS自作入門」では、開発用にシリアルポート付きの古いPCを推奨されてますが、最近のWindows 10ノート+Cygwinでやってみようと思っている人は、上記環境を参考にしてもらえればと思います。