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2014年9月30日火曜日

高度情報処理技術者試験で手書きで長文を書くことに苦戦しました

情報処理技術者試験(平成26年度秋期試験)が10/19(日)に行われます。私もかなり昔ですが、ネットワークスペシャリストとデータベーススペシャリスト(現在はちょっと名称が違いますが)の資格を持っています。

一応ホルダーとして、今後高度情報処理技術者試験を受験予定の方に経験談からのアドバイスを書いておきたいと思います。


■長文を手書きで書く必要がある試験に注意


いわゆる高度情報処理技術者試験には試験パターンとして2種類あります。1つ目のパターンはネットワークやデータベーススペシャリストのように原則長文を記述する必要がない試験、もうひとつは数千字の文章を書くことがメインとなる試験(システムアーキテクト試験等)です。

この長文を書く必要がある試験は要注意です。私も以前アプリケーションエンジニア試験(システムアーキテクト試験の前身)を受験したことがあるのですが、文章は当然PCではなく手書きで解答用紙に記述する必要があります。最近は手書きで長文を書く機会がないため、手書きで長文を書く練習をしていないと試験当日苦戦することになります。

私の場合、手書きで長文を書く練習を特にせず試験に臨んだため、試験中に手書きで文章を書いたり推敲して直したりすること自体に手間取り、試験途中に心が折れてしまった苦い思い出があります。


■予め手書きで長文を書く練習をしておきましょう


長文系の高度情報処理技術者試験を受験予定の方は手書きで長文を書く練習をしておくことをオススメします。




2014年9月19日金曜日

Windows Serverのメモリダンプやページングファイルについての良資料を紹介

Windows Serverのメモリダンプやページングファイルの仕様は2008→2008 R2→2012→2012 R2とバージョンアップに従い、微妙に仕様が変わってるのですが、設定例も含めてよくまとまった資料がWeb上に公開されていましたので備忘録としてメモしておきます。




Windows Server 2008/2008 R2/2012/2012 R2 大容量メモリダンプファイル設計ガイド - win2008-memory-dump.pdf

富士通のサーバ製品PRIMERGY、PRIMEQUESTサイト上の資料ですが、特に富士通サーバに特化した内容でなく、Windowsサーバ一般に通用する内容です。

2014年9月15日月曜日

「Microsoft Visual Studio 2005によるWebアプリケーション構築技法」ASP.NET2.0以降の業務Webアプリ開発者向け良書

以前、小規模なWebアプリケーションをASP.NETで開発することになった際にかなり参考にした書籍Microsoft Visual Studio 2005によるWebアプリケーション構築技法 (マイクロソフトコンサルティングサービステクニカルリファレンスシリーズ)を紹介したいと思います。


■本書は「.NETエンタープライズWEBアプリケーション開発技術大全」のASP.NET2.0対応まとめ版


本書を簡単に説明すると、以前紹介した「.NETエンタープライズWEBアプリケーション開発技術大全」のVol.2~5の要点をまとめてASP.NET 2.0に対応した内容です。

今や.NET Framework 4.5.2の時代で、ASP.NET 2.0古!と思う人もいるかもしれません。さすがにASP.NET1.1系はサポートも終了しましたし、動いているシステムもかなり少なくなってきたと思いますが、.NET2.0~3.5のシステムはまだまだ現役ですし、.NET Framework 3.5 SP1はMicrosoft .NET Framework サポート ライフサイクル ポリシーの FAQでも
「.NET Framework 3.5 SP1 は、Windows Server 2003 SP2、Windows Vista SP2、Windows 7 SP1、Windows Server 2008 SP2、Windows Server 2008 R2 SP1、Windows 8.1 Update、Windows Server 2012、および Windows Server 2012 R2 上で、各オペレーティング システムのサポート終了日に従ってサポートされます。」
と言明されており、当分サポートは続きます。

.NET 3.5というのは.NET 2.0の機能追加の位置づけですから、ASP.NET2.0の知識は今でも十分使えます。「.NETエンタープライズWEBアプリケーション開発技術大全」に興味あったけど今更ASP.NET1.1の本を4冊読むのはキツイなあ、という人にもMicrosoft Visual Studio 2005によるWebアプリケーション構築技法はおすすめです。


■対話型トランザクション処理の概念を理解したい人にもオススメ


あと本書の目次(Amazonより抜粋)

  • 第1部 ASP.NET2.0基礎(ASP.NETランタイムとWeb UIコントロールツリー、コードビハインド ほか)
  • 第2部 データバインドによる参照系アプリケーションの開発(ADO.NETによるデータアクセス、ASP.NET2.0データバインド概要 ほか)
  • 第3部 トランザクション制御を用いた更新系アプリケーションの開発(対話型トランザクション処理の設計パターン 業務排他制御による対話型トランザクション処理の開発 ほか)
  • 付録(基本的なデータ操作 Visual Studio 2005によるエンタープライズ開発 ほか)
 を見ても分かる通り、本書は業務系Webアプリにおけるトランザクションの考え方についても丁寧に記載されており、対話型トランザクション処理を
  • 後勝ちルール
  • 業務排他制御
  • 楽観同時実行制御
の3つの設計パターンに分類してそのメリット、デメリットを説明してます。

業務系のWebアプリを設計、開発する際に上記の概念を理解することは必須です。上記概念にイマイチぴんとこなかった人も含め、ASP.NETで業務系Webアプリケーションを開発したり維持管理することになった人はMicrosoft Visual Studio 2005によるWebアプリケーション構築技法は目を通しておくべき書籍だと思います。


■今ならお値段もリーズナブルです


ちなみに定価は4,000円超の本書ですが、Amazonマーケットプレイスだと今なら送料込み500円位で買えるようですので、値段的にもリーズナブルです。

2014年9月11日木曜日

情報処理技術者試験対策用のサイトを紹介

私もSEの端くれとして、ネットワークスペシャリスト等いくつか情報処理技術者の資格を持っていますが、情報処理試験に合格するためには情報処理教科書 [春期]高度試験午前I・II 2015年版の様な午前試験の対策のために問題集を購入して勉強する必要があります。

この手の問題集は意外と値が張るのでできれば問題集を買わずに済ませたいという人も多いと思います。そのような人にオススメのサイトがありました。

必ず受かる情報処理技術者試験-トップページ

要は情報処理試験の過去問なのですが、回答と解説も記載されており結構役に立ちます。

私の場合、情報処理試験ではなく社内資格の勉強用に活用しましたが、無料で公開されているものとしては十分なクォリティーだと思いました。

今後、情報処理試験を受験予定の方は、上記サイトも活用してみてはいかがでしょうか。





2014年9月7日日曜日

「アンドキュメンテッドMicrosoftネットワーク」Windowsネットワークの歴史や過去の仕様を知りたい人向けの書籍を紹介します



Windows XPのサポートも終了した今となってはさすがにちょっと古いのですが、

  • WINS
  • NetBIOS名とホスト名の違い
  • LMHOSTS
  • NetBIOS ovet TCP/IP
  • NTLM認証

等Windowsネットワークについてまとまった情報はあまりないと思います。

昔Windowsネットワークについて勉強したいと思い色々探したのですが、そこで私が見つけることが出来た上記に関する数少ない書籍が「アンドキュメンテッドMicrosoftネットワーク―誰も知らなかった「ネットワークコンピュータ」の秘密 (達人の道)」になります。

今ならAmazon等で安価で購入できますので、紹介してみます。


 ■目次(Amazonより抜粋)


目次はこんな感じです。


第1章 名前解決の基礎
第2章 複数セグメントとWINS
第3章 ブラウジング機能の基本動作
第4章 ブラウジング機能の応用
第5章 ドメインと認証機構
第6章 ダイヤルアップ接続とトラヒックの削減
付録(Microsoftネットワークとファイアウォール、SMBのセキュリティ、ネットワークモニタの紹介、SambaとMicrosoftネットワーク ほか)


■パケットキャプチャ等の動作検証結果を元に記述されてます


この書籍の特徴としては、実際にネットワークのパケットキャプチャを取得し動作検証を行った結果を元に記述されている、という点です。単にマイクロソフトの公開情報をまとめただけの書籍ではなく、むしろMSの公開情報とOSの実際の挙動の違いを指摘しているケースもあるくらい、実際の動作にこだわった記述になっています。


■Windowsネットワークの歴史や過去の仕様に興味のある人は一読してみては


本書の元ネタは2000年~2001年の日経オープンシステムの記事「Microsoftネットワークを解剖する」なので、今となってはさすがに古い内容も多いです。

とは言えNetBIOS名など今のWindowsでも引き続き使われ続けている概念もあります。今ならAmazonマーケットプレイスで安価で購入できますのでWindowsネットワークの歴史や過去の仕様に興味のある人は一読する価値はあると思います。



2014年9月2日火曜日

PAGE_FAULT_IN_NONPAGED_AREA ParametersのMemory address referencedとAddress that referenced memoryの違い

Windows Serverのダンプ解析に先立ち、まずはPAGE_FAULT_IN_NONPAGED_AREAについて調査していたのですが、

Bug Check 0x50: PAGE_FAULT_IN_NONPAGED_AREA (Windows Debuggers)

のパラメータの説明を見ると

Parameter1:Memory address referenced
Parameter3:Address that referenced memory (if known)

と記載されており、「どっちも参照されたメモリのアドレス?」と、わたしの英語力では最初違いがわかりませんでした。


■WinDbgのログを見てやっと意味がわかりました


とりあえずWinDbgのログを見てみると、Parameter1のほうは参照された(不正な)メモリアドレスの意味で、Parameter3の方は、the instruction address which referenced the bad memoryというような記載があり、不正なメモリを参照したコードが格納されているアドレスの意味でした。

まあ確かにParameter 3を直訳すると「メモリを参照したアドレス」となるので、「メモリを参照した(コードが格納された)アドレス」と補完すればよいようです。

今後、この手の英語の文書を読む際の参考にしたいと思います。