■Effective C++書籍の構成
本書の目次を見ると
第2章 メモリ管理
5項 newとdeleteのペアは、同じ形式に備えよう
というように1項ごとに一つのトピックについて記述し、それが合計50項記載されるという形式をとっているのですが、単なる断片的なノウハウ集ではなく、C++の基本事項が網羅されていると思います。
■まず読むべき項目
特にわたしがためになった箇所は
第2章 メモリ管理
第3章 コンストラクタ、デストラクタ、代入演算子
の章全体と第4章の
21項 使える時は必ずconstを使おう
22項 値渡しよりも、リファレンス渡しを使おう
あたりです。上記の項を読むことでC++ではどのようなときに新しいオブジェクトが作られメモリが使われるか、無駄なオブジェクト作成を避けるためにどのようなコーディングをすべきかということが理解出来ました。
古い本で改訂版も出ているのですが、今回紹介した改訂2版であればAmazonで格安で入手できます。まずは古い版を読んでみるのがいいのではないかと思います。
■もう一冊おすすめ「CプログラマのためのC++入門」
もう一冊C言語はある程度知ってる人が、C++言語を勉強する際のおすすめの書籍として「CプログラマのためのC++入門」も上げておきます。
こちらも古い書籍ですが、その分安く入手可能です。