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2014年8月9日土曜日

「絵で見てわかるSQL Serverの内部構造」SQL Serverを深く知りたい人は挑戦すべき書籍

絵で見てわかるSQL Serverの内部構造 (DB Magazine SELECTION)」を紹介します。


タイトル通り、SQL Serverの内部構造を豊富な図を交えて解説した本です。本書は
  • SQL Serverの内部アーキテクチャや仕組みを深く知りたい人
  • SQL Serverのトラブルシューティングやチューニングを担当する人
に読んでもらいたい書籍です。


■目次


目次は以下のとおりです(Amazonから引用)。

SQL ServerによるCPUリソースの使用
SQL Serverが実行するI/O動作
SQL Serverのメモリ管理~前編
SQL Serverのメモリ管理~後編
データベース構造の深層
テーブル構造の深層
データベース破損への対応
バックアップと復元の深層
リレーショナルエンジンを徹底解剖
SQL Serverとネットワーク
お勧めのSQL Server便利ツール
特選トラブルシューティングTips


■内容はかなり濃いです


SQL Serverはスレッド管理をOS任せにせず、SQLOSスケジューラでスレッド管理とCPU割り当てを独自に行いうのですが、「SQL ServerによるCPUリソースの使用」の章ではその仕組を丁寧に説明しています。

またSQL Serverのメモリの使い方やファイル構造については、SQL Server内部で使われているWindowsのAPI(WriteFileGather、VirtualAlloc関数)やOS自体のメモリ管理の仕組み(ユーザーモード、カーネルモード)も含めて説明されています。

ページ数は270ページほどでそうボリュームがあるわけではないですが、上記の通り内容はかなり濃いと考えて下さい。一読しただけで内容を全て理解することは出来ないと思います。

私自身もヒマを見て何回か読み返していますが 内容を完全に把握したとは言えないです。逆に本書の内容を頭にいれることができれば、SQL Serverの内部挙動をかなり推測、説明できるようになるでしょう。

SQL Serverを仕事で使う人、特にDB管理やチューニング、トラブルシューティングを担当する人はぜひ挑戦したい書籍でしょう。


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