■ LINQは使わなくてもラムダ式やデリゲートは使うはず
「LINQなんて使っているところ見たことないよ」と思われるかもしれません。私もLINQを使っている現場を経験したことはないです。
じゃあ何でこんな本を買ったの?ということですが、LINQを理解したかったというよりは、.NET Frameworkの実装を理解する上で重要な「ラムダ式」と「デリゲート」の具体例が知りたかったのが理由です。
また赤間信幸氏の本は他にも何冊が読んでおり、基本わかりやすくて面白いというのもありました。
他にも、自動型推定機能や匿名データ型等、.NET Frameworkのコーディングを理解する上で必要な概念が色々記載されています。LINQを理解するためには、まずこれらの概念を理解する必要があるためです。
そのためLINQ自体には興味がなくても、先に述べたキーワード(ラムダ式、デリゲート、自動型推定、匿名データ型等)に興味のある方にとっても興味深い本になっています。
あ、もちろんLINQ自体を理解する上でもいい本ですよ。